【あがり症】体験記〜そして今も〜

あがり症歴25年以上の私が体験したあがり症を話します。

あがり症に悩み始めたのが、たぶん10歳の頃

小学生高学年だったと思います。

国語の朗読で当てられて教科書を読んでいました。

(そもそも朗読が得意ではなく、人見知りで赤面症でした)

読んでいる最中だったか、読み終わった後だったかは覚えてませんが、

「あいつ顔真っ赤だよ、笑」

それをキッカケに授業中の本読みが恐怖になりました。

それから、友達と遊ぶときもあまり喋らないようになりました。

中学生になり、

思春期というのもあり自意識過剰になりました。

みんなからどう思われているか不安でした。

そんな不安の中、授業中に当てられる回数が増え、

恐怖も増えていきました。

もちろん、一番の恐怖は本読みでした。

みんなが私の本読みを聞いていると思うだけで苦しくなり、

声が震えるようになりました。

それからが地獄の始まりでした。

授業で当てるとき、だいたいは席順でした。

順番が回ってくると思うと動悸がひどくなり、逃げ出したいと思っていました。

実際、トイレに行ったりして逃げたこともあります。

また、気分が悪くなり吐きにいったり、

耳鳴りがひどくなったり、変な症状がでたこともありました。

ついには家で何もしていないときも動悸でしんどい状態になりました。

病院で診察を受けましたが、

「ホルモンバランスかな?思春期の女の子によくありますよ」

なんだよかった。、、、てか私、男子です(すみません)

これもまたショックでした。

男子なのに女子によくあるやつなんて言われると、かなりショック。

ちなみにそのときの脈拍は全速力で走った後くらいでした(130前後)

高校生になり、

状況は何も変わりませんでした。

そうです、何も変えようとしませんでした。

変えることが出来たのか、何をすべきだったのか、本当に教えてほしかった。

もっと誰かに相談するべきだった。

自分の嫌なところを他人に言いたくなかったし、

知られたくなかった。そして、逃げたかっただけ。

授業の本読みなんて無くなればいいのに!

1億回くらい思いました。でも、みんなは普通(に見えた)

なんで私だけ?どうしてこんなにしんどいの?

死にたくはない、でも心臓をとめたい!

鳴るな心臓!動くな心臓!うるさい心臓!黙れ心臓!

ほんとうんざり。

彼女ができても、緊張していることがバレないか心配で不安で。

「何考えてるか分かんない」とフラれた。

大学生になり、

天国がやってきた!

授業は聞くだけ、本読みはない(歓喜)

たまに発表があったけど、大したことはなかった。

授業、バイト、パチンコ、競馬、麻雀。

楽しい日々を過ごしていた。

でも大勢の集まりや飲み会は苦手で、注目を浴びるとと赤面し、現実を突きつけられた。

帰り道は自己嫌悪で泣いたこともあった。

そのころには、勝手に反応してしまう体になっていました。

そんな自分が嫌いでした。本当に。

天国も終わり、

運良く就職することが出来て、社会人になりました。

地獄の再来です。

メーカの設計業務ですが、

朝礼、昼礼、ミーティング、プレゼン、講習、などなど

緊張する場面が増えてしまった。

なんとか10年以上やってこれたことを褒めたい。

でも、もう嫌なんです。

一人になることも多く、ストレスも増すばかり。

一人で出来る仕事をしたい。

大勢の前に出て発言したり、読み合わせのない日々を過ごしたい。

そう強く思ってしまった。

思ってしまったのだ。

これはただの思い込みでしょうか。

もう嫌だ。人生損している。

勇気を出して、心療内科を受診した。

気さくな先生でした。

先「たまにそういう方受診されますねー、残念ながら治る薬はありません」

私「・・・そうですよね。やっぱり性格の問題ですかね?」

先「そうですね。病名をつけるとしたら(社交)不安障害ですね」

私「はい。知ってます(調べました)」

先「独身ということですが、彼女は?」

私「もちろん、いません」

先「とりあえず、結婚してください。いい意味で不安を考える時間がなくなります笑」

私「、、、はい。」

ふぅー結婚かー

マッチングアプリでも始めようかな。

おわり

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